「50代で実家暮らしなの?」
そう言われることに、後ろめたさを感じたことはありませんか。
私は50代・独身。一度も一人暮らしをしたことがなく、今も両親と愛猫リアンと暮らしています。
でもそれは、甘えているからではありません。自分の力で、自分の家を建てたかったから——それが、実家で暮らし続けた一番の理由です。
実家に留まったのは、譲れない夢があったから
家を建てるなら、ローンを組むのが当たり前——そう思われがちです。
でも私は、ローンを組みたくありませんでした。ローンって聞こえはいいですけど、借金のことですから。
「現金で建てるなんてムリ!ムリ!そんなお金どこにあるの?」
20歳そこそこの私は、心の中でそう思ったこともありました。
それでも、借金はしたくない。だったら貯めるしかない!そう考えて、実家暮らしで浮いた家賃分を、毎月5万円預金に回していこうと決めました。
■ 続けたこと
- 家賃分の毎月5万円を預金
- 正社員時代にいただけていたボーナスはほぼ貯蓄に
- お小遣い帳で日々の支出を管理(余剰金も貯蓄に回す)
コツコツ淡々と続けました。
世間体を気にしなかったと言えば嘘になりますが、自分の夢を優先していました。
44歳で建てたのは「小さな平屋」 老後を見据えていたから
貯め続けて44歳のとき、目標にしていた金額に到達しました。
夢が、ようやく現実のものになった瞬間です。
母も「出したい」と言ってくれたので、建築費は折半に。
そうして建てた小さな平屋が、今の私の家です。
50代の今の自分だけでなく、70代、80代になった自分や高齢の両親のことも思い浮かべながら、段差のない平屋の間取りに決めました。歳を重ねて膝や腰に負担がかかっても、住み続けられるように——そんな思いを込めています。
広さも設備も、決して豪華ではありません。それでも、手持ちのお金の範囲でこつこつ実現できたこの家が、私の夢です。
実家暮らしがあったから、今の暮らしがある
一人暮らしをしていれば、今頃は、自由を謳歌する違う人生を過ごしていたと思います。
それでも私は、目の前の自由よりも、将来の安心を大切にしてきました。
実家にいる時間は、自分の夢をかなえるために必要な時間だったと、今は思っています。
私の場合はたまたま「家を建てる」という目標がありました。でも、実家暮らしを続ける理由に、そこまで明確な目標がなくてもいいと思うんです。
家族と過ごす時間を大事にしたい
生活を安定させたい
今はまだ、その時じゃない
それだけで、十分な理由になります。
世の中の「普通」に合わせるのではなく、自分にとっての基準で生き方を貫く
——それが、私が実家暮らしという道を歩んだ理由です。
最後まで読んでくださってありがとうございます🍀
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