出勤したらまず電源ON!そして女社長の“ホラーな朝のルーティン”

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出勤してまず最初にすること。
それは——パソコンの電源を入れること、でした。

転職して間もない頃、同僚の笹木さんにこう教えてもらいました。
「起動に時間がかかるから、出勤したらすぐ電源入れないと仕事にならないよ」

本当にその通りで、体感で10分はかかっていたと思います。

電源を押してから起動が完了するまで、とにかく待ちます。
朝の掃除をして、朝礼をして、現金の確認をして、
パソコンがなくてもできる業務をまずこなす。

「起動待ちの時間に何をするか」が、自然と私の朝のルーティンになっていきました。

事務所は”2畳ほどの密密空間”

転職先の事務所のレイアウトはこんな感じでした。

私の席は正面入り口の受付カウンター。
普通のデスクの半分ほどのスペースしかなく——とにかく狭いんです。

すぐ右隣にはケアマネージャーさんの席。
肘と肘が当たりそうなくらいの距離感です。
私たちの後ろに、女社長の席。

全体で2畳あるかどうか……という広さでした。

ケアマネージャーさんが電話をすれば、聞き耳立てなくても丸聞こえになります。
私がパソコンに入力していると、隣から画面をのぞきこまれることもあります。
プライベートな空間なんて、どこにもない事務所です。

それでも、そういうものだと思って慣れていくんですよね。
「狭さ」も、工夫していくうちにだんだん感じなくなっていきました。

毎朝繰り返される”ホラーなシーン”

この施設に従業員専用の出入口はなく、みんな正面から入ります。
いつも女社長は必ず先に出勤していました。

私が出勤すると——
電気もつけず、薄暗い事務所の中で
パソコンの明かりだけを頼りにチラシを見ているのです。

私「おはようございます」
女社長「おはようございます」

……ほとんど顔を上げないまま。チラシから視線を外さない。
挨拶を返してもらえるだけここはありがたいと思っておきましょう(笑)

あの青白い画面の光と、シーンとした事務所の静けさ。
毎朝それを目撃してから仕事が始まることに、最後まで慣れることはありませんでした。

朝の”ホラー”はきっと集中の時間だった

慣れてくるにつれて、少し見方が変わりました。

女社長が見ていたのは、とにかく新聞の折込チラシ。
おそらく、誰も来ない静かな早朝のうちに、じっくり見ておきたいのでしょう。

女社長はサバサバしていて、根暗な人ではありません。
何事においても後を引きずらないタイプで、そこは本当に助かっていました。

薄暗い朝のホラーと、明るく切り替えの早い日中。
あのギャップも、女社長なりのスタイルだったのだと、今は思います。

でも——毎朝の”薄暗いチラシ凝視シーン”だけは、
何度経験してもコワいままでした。

最後まで読んでくださってありがとうございます🍀
今日も明日もボチボチと自分基準でいきましょう!

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