猫が好きになったのは、リアンのおかげです。
それ以前の私はといえば——苦手どころか、できるだけ関わりたくない存在でした。
嫌いというより、”怖い”という感覚に近かったと思います。
その理由は、小学生のときのある出来事にさかのぼります。
我が家は「犬派一族」でした
私が幼稚園のころから、家には常に犬がいました。
しかもみんな雑種。今でいう「ミックス」ですね。
体格も毛色も性格もバラバラで、それがまた個性豊かで愛らしかったのを覚えています。
小学1年生のとき、我が家にさらに2頭が加わりました。
散歩に連れていくのが毎日の楽しみで、学校から帰ったらまず玄関を開けて名前を呼んでいました。
そんな「筋金入りの犬派」の私が、猫を怖いと思うようになったのは、あの日の出来事がきっかけでした。
文房具屋の前で、突然のこと
いつものように犬と散歩に出て、小学校近くの文房具屋さんの前を通りかかったときです。
店の中から、突然一匹の猫が猛ダッシュで飛び出してきました。
「わっ、来る!」と思ったときには、すでに私の足元に。
次の瞬間、シャッ、と爪が走り私の左足の脛に3本の線が刻まれていました。
ニャンコが狙ったのは私なのか、ワンコなのか——
一緒にいた犬は、とっさに私の足の陰へ逃げ込んだので無事でした。
一瞬の出来事で、何もできませんでした。
店主さんの優しさと、親の反応
泣き出した私の声を聞いて、お店の中から店主さんが飛んできてくれました。
事情を話すと、すぐに奥へ連れていってくれて——そこで取り出されたのが「タイガーバーム」。
我が家は、傷口に小石が刺さっていても、「転んだの?ツバつけときゃ治る!」とあまり気にしない家庭だったので、店主さんにちゃんと処置してもらえたことが、なんだか嬉しかったのを覚えています。
そして——家に帰って両親に事情を話したら、思わぬ言葉が返ってきました。
「タイガーバームを塗って治るもんか!」
……娘が傷つけられたことより、塗った薬に怒るんかい、と。
痛い、怖い、怒られる、の三重苦。
「ニャンコって恐ろしい。もう関わりたくない」
そう感じたあの瞬間が、私のニャンコ嫌いの原点です。
愛猫リアンと出逢った夜
それ以来、道端でニャンコを見かけても素通り。
だから愛猫リアンに出逢ったあの夜も、母に言われるまでその存在に気づかなかったくらいでした。
それが——今となっては。

寝ている姿を見ているだけで、胸のどこかがゆるんでいきます。
ツンデレな性格も、可愛い鳴き声も、しなやかな体も、肉球の感触も。
全部が愛おしくて、たまらない。
ニャンコが怖かったあのころの私に、こっそり教えてあげたい。
「未来のあなたは、ニャンコに夢中になってるよ」って。
それが愛猫リアンという一匹のニャンコが、私に教えてくれます。
最後まで読んでくださってありがとうございます🍀
今日も明日もボチボチと自分基準でいきましょう!
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