この一週間から10日あまりはずっと雨が続いていたのに、
今日の月命日だけ晴れています。
きっと愛猫リアンが雨を上がらせてくれたんだと思います。
偶然だとは思えないこの天気にその気遣いを感じながら、
今月も愛猫の元へ向かいました。
前日にお花を買い、
バッグにおやつのちゅーるを用意して、
眠れぬ夜を過ごして迎えた今日という日は、
すっかり雨が上がって夏日が戻ってきたような暑さでした。

愛猫のそばにいたくて向かった月命日
母に特別声をかけていたわけではありませんが、
母は母で行こうか行くまいか直前まで迷っていたようでした。
それでも痛い足を押して一緒に霊園まで向かい、
車に積んであった傘を杖代わりに、
少しずつ一歩ずつ愛猫の墓石まで歩いてくれました。
霊園に着くと、係の方がにっこり笑って話しかけてくれました。
「今日は暑いですね」
「綺麗なお花ですね」
愛猫のために選んだお花をそんなふうに褒めてもらえるなんて、
何気ないかもしれないけど心あたたまる言葉に、涙がじわっとにじみました。
そんな会話の後に、ちょうど私たちが着いた時間から他の子の火葬が始まるとも教えてくれました。
お友達というのとは違うけれど、リアンのいる世界へ同じように大切に愛されている家族が迎えられていくんだろうな、と思えました。
涙と一緒に伝える「逢いに来たよ」
愛猫のお骨が安置されている墓石の裏には、
私一人で行きました。
母は墓石の前で待っていて、それはおそらく段差で転ばないための配慮からだと思います。
墓石の裏にある扉を開けると、
その地下にお骨が納骨されていて、ここに愛猫が
——そう思うと、胸が張り裂けそうになるのと同時に
不思議な感覚にも包まれました。
しゃがみ込んで、愛猫に話しかけました。
「リアン、逢いにきたよ」
「ごはんとおやつも持ってきたよ」
バッグから取り出したとたん、
涙が止まらなくなって堪えられませんでした。
ものの5分もいないまま、
「リアン、また来るからね」
その場を後にしました。
逢いに行くと言っても、
こういう逢い方しかできないのが今の現実です。
外では暑い中、母が立って待っていました。
リアンのそばになるべくいたい
でも、母も大切にしたい
どちらも今の私の本当の気持ちでした。
愛猫だけいない現実が押し寄せてきました
それからは、
墓石の見える駐車場で30分くらいでしょうか、
母と昔話をしたり、一緒に空を眺めたりして
帰りたくない気持ちに素直になって過ごしました。

「リアンちゃんに逢いたーい」そう言いながら帰っていた家
退院すればまたあの姿に会えると信じて疑わなかった日々
なのに、今は愛猫の姿だけが見えません。
あの頃を思い出すだけで、また涙が溢れてきます。
写真の整理も止まったままで見られずにいます。
それでも、こうして愛する存在がいてくれること自体が幸せなことなんだと、
自分に言い聞かせられるようになっています。
駐車場にいる間も人が行ったり来たりしていて、
決して寂しさを感じさせない霊園です。
係の方の優しさも、
着いたときに聞いた火葬の話も、
この場所を選んでよかったと思う理由になっています。
見上げた空は、
朝までの雨が嘘みたいに晴れていて、
今日一日愛猫がずっと近くにいてくれた気がしました。
最後まで読んでくださってありがとうございます🍀
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