06:30 ☁️
おはよ、リアン
ご飯だよ、ごはん
大寝坊してしまった
すごく遅くなってごめんね
すぐにごはんの支度をするから、
もう少し待っててね
いつものカリカリとお水とちゅーるよ

昨夜の雷雨はすごかった
時計を見ていないから何時頃だったのかわからないけど、
「水害に遭ったらどうしよう」って不安になって、
なかなか眠れなかったの
大粒の雨音と落雷の音を聞きながら、
「あれとこれを持って逃げるとして……」
「床上浸水になったら、何を小屋裏へ運ぶ?」
って独り会議を始めてしまってね
程なくして雨も小康状態になってくれたから、
大きな災害にならずに済んでよかったんだけどね
そんな一夜を過ごしたせいか、
今日は母がデイサービスを休むというので、
午後から一緒に、
もちろんリアンの小箱も一緒に、
少し離れたところにオープンした道の駅までドライブに行ってきたの
新鮮な海の幸を味わえる食事処や、
美味しそうなスイーツ、お土産もたくさんあってね
見ているだけでも満足できちゃうようなところだったよ
そこのソファで一息ついているときも、
母と私の間には小箱の入ったバッグを置くの
リアンが寂しく感じないように、
真ん中に置くのよ
バッグが黒いっていうのもあるからなのか、
なんだか、
そのバッグ自体がリアンに思えてね
「独りにしないからね」っていう想いと、
「喜んでくれていたらいいな」っていう想いが込み上げてきて、
涙が溢れそうになるの
そう思いながら、
母との会話の中で、
「なぁ〜に?」って返事をするときの、
「ん〜ん?」っていう、言葉にしない返事
私たちの真似をするかのように、
あの可愛い声で喉を鳴らしながら
リアンも返事をしてくれるでしょう?
あの声が聴こえてきたの
道の駅にいるのに、
そんなところにいるはずもないのに、
無性に逢いたくてたまらなかった
もちろん、
母にその気持ちは言ってないよ
二人で一緒に寂しくなってしまってはいけないと思ったから
車に乗っているときも、
母と私の間にはいつも小箱を置くの
いつだってリアンは真ん中
特等席はリアンのもの
これまでと同じようにね
逢いたい
最後まで読んでくださってありがとうございます🍀

