06:42 雨のち晴れ
嫌な夢から目が覚めた朝
起きてはいるのに、しばらく布団の中で夢のことを考えてしまって動けなかった
こんなことしてちゃダメだと、
少し慌てるように起き上がり、ご飯の支度をする
今日でメインのフードを食べきるね
おやつは、どこかの教授が監修したというカリカリ
15歳以上のニャンコに配慮されていて、腎臓ケアもしてくれるらしい
モリモリ食べてくれたから、
きっとリアンの口にも合っているんだろうね
力強く舌でごはんを掬って食べる姿が好きなの
右側の奥歯で「カリッ」と噛み砕いて、
「もっとちょうだい!」って左手を出してくる
その可愛い姿が、
頭の中に浮かんでくる
──もう、その姿は見られない?
いないの?
本当に、いないの?
そう思った瞬間、、
胸に寂しさが広がる
今日は掃除機をかけよう
そう思えたから、
家中を一通り掃除機をかけた
だけど、
こうやって少しずつ日常を取り戻していくたびに、
リアンが少しずつ遠くへ行ってしまうような気がしてならない
この感覚だけは、
今も消えない
午後一番には、
前の職場の人が一緒に暮らしているワンちゃんに会わせてくれた
車の中では最初ブルブル震えていたけれど、
時間が経つにつれて私の匂いを嗅ぎにきてくれて、
少しずつ警戒を解いてくれた
撫でることもできた
少し硬めの毛並み
リアンの、あのシルクみたいな柔らかさとは全然違う
でも──体温を感じた
そばにいるということ
触れられるということ
それがどれほど幸せなことなのか、
あらためて思い知らされた
少しだけ駐車場を一緒に散歩した
ニャンコとは違う日常
違う触れ合い方
その「一緒にいられる」という時間が、
少しだけ羨ましかった
一時間ちょっと
天気も良くて、
そんな時間を作ってもらえたことに、
ただただ感謝しかなかった
家に帰って玄関を開けた瞬間、
「やっぱりリアンはいないんだ」
その現実が押し寄せてきて、
涙が溢れて止まらなかった
母に
「泣いてるの?」
そう聞かれて、
「泣いてない」
そう答えたけど──
泣けて仕方がない
泣くことさえ、
自由にできなくなっているのかな
それとも、
母はただ声をかけただけだったのかな
「いつまでも……」
そんな励ましの言葉が、
私には胸に深く突き刺さってしまう
リアン
私はまだ、
こんなにも逢いたいよ
最後まで読んでくださってありがとうございます🍀

