リアンのいない朝を迎える心|安心と恐怖の狭間で過ごす私の1日

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母がシャッターを開けに来てくれて私は目覚めた

そして、いつものようにリアンのご飯の支度をする

今日で食べきってしまう小袋のおやつ
メインのフードは、もう残りはわずか
だから
メインのフードを半分にして、小袋のおやつを少し多めに用意した
同時に全部なくなってしまうなんて寂しすぎるから——
ほんの少しだけ終わりをずらす

コントロールできることは、コントロールする
そうすることで、
自分の負担を少しでも軽くしたいと思っている


1年前の私は、何度も思っていた
「みんなが元気でいてくれて私はなんて幸せなんだろう」
「この時間がずっと続いてくれたらいいのに」
これ以上の幸せなんていらない
これ以上の幸せなんてない
本気でそう思っていた
だから——
どうか、この幸せを奪わないでほしいと願っていた

家族の誰がいなくなっても寂しい
こんなにも早くリアンがいなくなるなんて思ってもいなかった

受け止めきれない

「リアンのいない人生なんて考えられない」
あの頃、何度となく口にしていた言葉が、
今はそのまま現実になっている

朝から、しとしとと雨が降っていた
そのせいか無性にリアンのそばにいたくなって——
朝ごはんのあと慰霊碑へ向かった

その車中では想いを馳せないわけはなく、涙が溢れ出て仕方なかった

逢いたくて触れたくてたまらない

今日は友引
参拝している人はいなかったけれど、
慰霊碑にはたくさんのお花が手向けられていた
その花の数だけ、リアンが寂しくない気がして
ほんの少しだけ、
私は救われた気持ちになれた


時々ふと思う
この家のどこかでリアンはお昼寝しているんじゃないかって
そんな安心感にも似た感情が湧き上がるときがある
でもまた別の瞬間——
姿を探してしまう
そして、もう二度と逢えないという現実を突きつけられる
そのとき胸の奥がざわついて、
どうしようもない緊張感と恐怖に襲われる
どうしようもなく、とんでもないことが起きているように

安心と恐怖
まったく別の感情に私の心は何度も支配される
リアンに逢えないこと分かっているのに、
それでも私はこの家のどこかにいる気がしてしまう

そのたびに心が叫ぶ

リアンどこにいるの?
どこに行けば逢えるの?

3/25 06:20 雨

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