「じゃ、今日からはこの人に教わってね」
女社長に紹介されたのは、30代半ばの笹木さん。
小学生と保育園児を育てる、働くママさんです。
「よろしくお願いします」
──ありきたりな挨拶を交わして、私の新しい仕事人生がスタート。
引き継ぎ期間は、わずか1ヶ月。
笹木さんはその後、別の施設へ異動する予定。
だから引き継ぎは「え、これも!?」「はい次!」の怒涛スタイル。
説明を飲み込むヒマもなく、とにかく必死に喰らいつく日々。
仕事内容は想像以上に盛りだくさんで、
ここは総務・経理・庶務のワンオペか?!
- 利用者データ管理
- シフト管理
- 備品発注
- 掲示物作成
- 給料計算
この給料計算が、これまた強烈(*_*)
いまどき珍しい ”紙のタイムカード” を集めて、
電卓でひたすら計算するという、まさに“昭和スタイル”。
- 有給なら交通費なし
- 雇用形態によって残業開始時間が違う
- 時給は人それぞれ
しかも、計算が合っているかどうか確認する人ゼロ!
そのまま本社へ提出して、給料が振り込まれる流れ。
……って、これ私の電卓さばきに人の生活かかってるじゃん!?💦
この作業だけで半日が吹っ飛ぶ。
「令和だよね?」
「クラウドって知ってる?」
って心の中で何度ツッコんだことか。
新しい仕事に慣れるよりも先に、
「アナログの波に飲み込まれそう」
と不安になったのは言うまでもないかも(^◇^;)
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