手術は午前中の予定…のはずが?
リアンの去勢手術は午前中に行われる予定。
病院から「だいたいこのくらいの時間です」と
説明を受けていたので、私たち家族は車で待機。
どこへ行くでもなく走り続けて待ってました(T . T)
リアンはきっとドキドキ、私たちはソワソワ。
──が。
予定時刻を過ぎても病院からの連絡はありませんっ。
病院からの返答にびっくり
痺れを切らしてこちらから電話してみると、
「急病患者が来院したので、手術は午後になります」
との返答。
え?それなら一本くらい連絡くれてもいいんじゃない?!
リアンはずっとケージの中で心細く過ごしてたんじゃない?!
……と、怒りと同情が一気に込み上げてきました。
でも、
私たちにできることはなく、病院の流れに従うしかなかったです。
術後のリアン、まさかの隠れんぼ生活
結局、再会できたのは夕方。
家に帰るとリアンは
服をかけてあるポールの下に潜り込み、
そのまま何日か出てこなくなってしまいました。
「こんなことなら手術しなければ良かったのか?」
そんな思いが何度も頭をよぎりました。
もちろん、時間を巻き戻せるわけもなく、
後悔したところで現実は変わりません。
飼い主にできることは“待つこと”だけ
だから私たちにできることはただ一つ。
リアンが出てきてくれるのを、
”ひたすら待つこと”。
近くにご飯とお水を置き、
反対側の少し離れたところにはトイレを用意。
とにかく静かな時間をつくって、
リアンが安心して顔を出してくれるまで待ちました。
当時は一緒に暮らし始めて間もない頃だったから、
「リアン!」と呼んでも自分の名前だと
認識してできていたはずもなく。
それに、
私たちが“味方”だと理解してもらえているのかすら
怪しい段階。
だからこそ、
こちらから無理に近づくのではなく、
リアンのペースに委ねるのが最善策だと
思いました。
少しずつ出てきてくれる喜び
そして少しずつ、
それは時間の経過とともに。
ポールの下からひょっこり顔を出してくれるようになった瞬間──。
あの時の「ホッ」とした気持ちは、今でも忘れられません。

あの日に学んだこと
もしリアンと会話ができたなら、
あのとき何を思っていたのか聞いてみたい。
「オペ室のBGMが怖かった」とか
「ご飯はまだか」とか、
案外しょーもないことを言われたりして〜笑
とにもかくにも、
私にとってあの日は“待つしかない”を学んだ一日。
そして今では、
「あのドキドキも、家族になっていく過程のひとコマだったんだな」
と思っています。
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